オイル温度計測 | 先端モールドタイプセンサ
エンジンは複雑な機械部品であり、それらを評価するには異なる環境でテストする必要があります。エンジンの空気の取り入れ量、燃料の燃焼、騒音レベルなどが重要になります。
これらすべての測定には専門の機器が必要です。しかし、おそらく最も測定が難しいのはオイルの温度計測です。
エンジンオイルの温度は特定の作動範囲を持っているので制御する必要があります。寒すぎると、エンジンが適切に潤滑されませんし暖かくなりすぎると、オイルの粘度が下がります - そして、エンジンの劣化が懸念されます。
エンジンがどれだけ動いているかによって、オイルの温度も変化する可能性があります。したがって、温度計測は継続的である必要があります。
エンジンオイルの温度測定に適したセンサとは?
この温度計測に密接に関連した3つの特性がセンサには必要になります。:
- Hermetic(密封) – オイルとの相互作用を防ぐために、センサは密封されている必要があります。
- Submersible(液中での使用) – センサは、オイルに浸した状態で温度を測定するように設計されている必要があります。
- Protected(保護) – 連続的な測定が必要とされるので、センサは誤動作することなく継続的にオイルに浸されたままでいるよう保護されていなければなりません。
オイルの温度計測でダクトの奥深くに挿入する場合、
センサには十分な柔軟性が必要です。 このため、金属製の工業用プローブやサーモウェルなどの一般的な頑丈なセンサは不適切です。これらの装置はエンジンオイルによる化学的変化の影響を受けないとしても、エンジンオイルダクト内で使用するのに十分な柔軟性がありません。
エンジンオイル温度測定に役立つ3種類のセンサ
もし、あなたが明快なソリューションを探しているのなら、オメガエンジニアリングはこのアプリケーションのために、3種類のプローブを開発しました。それぞれに一般的なタイプの温度センサが組みもまれています:熱電対、RTD(測温抵抗体)、サーミスタセンサ
また、プローブは、エンジンオイルの温度計測に最適であること:
- PFA絶縁材で気密封止され、電気的に絶縁され、高い耐油性があること
- センサの先端が大きく、狭いスペースでの使用に十分な柔軟性とコンパクト性があること
- 簡単に洗浄ができるもの
オメガエンジニアリングが提供する3種類のプローブはすべて、先端がむき出しで出荷されます。下記ではプローブの詳細を紹介しています。
密封型RTDセンサ(HSRTD)
HSRTDシリーズの密封型RTDプローブは、信頼性の高いPT100センサを中心に構築されています。 RTDは優れた安定性、精度、直線性、および耐薬品性を提供します。
オプションで、5メートルまでの長さやクラスA、クラス1/3 DINおよびクラス1/10 DINや、端末の処理等を選択できます。また-200℃やPT1000バージョンも選択可能です。
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密封型サーミスタセンサ
サーミスタは、他のセンサタイプよりも温度範囲が狭いですが、感度とポイントセンシングに最適な選択肢です。密封型サーミスタのオメガHSTH-44000シリーズは、エンジンオイルのアプリケーションに適している-80℃から+ 150℃まで測定します。
2252、5kと10kオーム:3つの抵抗定格モデルを提供しています。各モデルは1メートルの長さです。
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密封型熱電対センサ
熱電対は通常、低コスト、高い応答時間、および高温の計測のために選択されます。
密封型熱電対のオメガHSTCシリーズの定格は250°Cです。範囲オプションには、1、2、および3メートルの長さのタイプKおよびTタイプモデルがあります。
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