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ワイヤレスセンサー入門


ワイヤレスセンサーとは何ですか?

Wireless Transmitter Receiver for Web-Based Process Monitoringワイヤレスセンサーとは、標準の測定ツールにトランスミッターを装備したもので、プロセスコントロール装置からの信号をラジオ周波数に変換して送信します。ラジオ信号はレシーバーによって解釈されます。この無線信号はアナログ電流やコンピュータソフトウェアによるデータ解析用に、特定の望ましい出力に変換されます。

ワイヤレスセンサーの主な利点とは何ですか?
  1. 安全性
    ワイヤレス装置は高温、極端なpH、圧力などの厳しい条件のためにアクセスが困難な場所で使用することができます。ワイヤレスセンサーを使用すれば、オペレータは危険な環境で行われているプロセスを継続的に監視できます。また、データを離れた安全な場所にある監視施設にいるオペレータに送ることもできます。ワイヤレス測定は、アクセスの困難な場所からデータを取得する点でも有用です。
  2. 便利さ
    ワイヤレスセンサーは、Webやネットワークを構成するために使用できます。エンジニアは多数の場所の状態を1箇所のステーションからモニターすることができます。これにより、向上を集中管理することができます。また、多数のワイヤレスセンサーがあれば、独自のWebページを作成して分単位の最新データを掲載し、世界中のどこからでもアクセスできるようにすることが可能です。
  3. コストの削減
    ワイヤレスのプロセスコントロールはモニタリングのコストを削減し、延長ワイヤー、コンジットや他のコストのかかる付属品の必要をなくして工場を運営することができます。
OMEGAのすべてのワイヤレス製品は、従来型の優先センサーやコントローラーの機能を拡張したものです。OMEGAの広範な製品ラインには、内蔵ディスプレイ、アラーム、およびコントロール可能な出力を持つワイヤレスメーターとトランスミッターが含まれています。ワイヤレス装置に切り替えれば、便利さが増し、性能が向上します。

ワイヤレスセンサーの選択
ワイヤレス測定装置を選択する際には、考慮するべき点が多数あります。
  • 測定の種類:測定対象を理解していることは重要です。ワイヤレストランスミッター (ワイヤレスプロセス計測とコントロールが組み込まれている) は通常、固有の機能を持っています。センサーはそれぞれ温度、圧力、流量などを測定できるように設計されているので、それに応じて選択する必要があります。

  • 精度と応答時間 測定精度はどの程度のものが必要でしょうか?また測定値はどれほど迅速に更新されるべきですか?ほとんどのワイヤレスセンサーはその優先バージョンと同等の精度を持っています。ただし測定値の送信は、バッテリーを長持ちさせるために通常数秒ごとに行われます。即座の測定結果が必要である場合には、ワイヤレストランスミッターを選択する際にそのことを考慮に入れる必要があります。モデルの中には、応答時間の要件を満たさないものが含まれている場合があるからです。

  • 範囲:ワイヤレスセンサーの電波が届く範囲は様々に異なっています。一部の製品は短距離用で屋内の数百フィートしか届きませんが、センサーの中にはデータを数マイル先の受信機まで届けられるものもあります。
    センサーの能力とは関わりなく、無線信号は常に障害物によって制限されます。機械類、壁、構造物の間を通して送信すると、信号強度は低下し、到達範囲も小さくなります。その結果、屋内に配置されたトランスミッターの到達範囲は、同じ送信機(トランスミッター)を屋外の広い場所で使用した場合と比べて、通常かなり小さくなります。

  • 周波数:ラジオトランスミッターの周波数も考慮すべき重要な点です。特別なライセンスなしにワイヤレススペクトルのどの部分を使用できるかについての法律は、国や地域によって様々です。米国では915MHz、 2.4GHz (WiFi) が、工場が信号を送信するのに使用できる主要な周波数です。産業、科学、および医学用バンドの一部として、ユーザーはこれらの周波数で運用する場合にはラジオのライセンスを必要としません。ヨーロッパでは、ワイヤレス製品は通常868MHzまたは2.4GHzを使用します。法律上の要件のため、製品は特定の地域でしか使用できないことがあります。


 ワイヤレスセンサーのタイプ
UWXLシリーズ トランスミッター
トランスミッターは熱電対、圧力トランスデューサー、流量計などの科学計測センサーを使用してプロセスの特定の特性を測定し、データをラジオ信号を使って受信機に送信します。

PT100シリーズ 受信機
受信機はワイヤレスのデータを受信して解釈します。受信機はラジオ信号を「聞き取る」ことができ、それを接点の開閉、アナログ出力、デジタルディスプレイなどの必要な出力に変換します。受信機の中には、データを高度なソフトウェア用にエクスポートできるものもあります。
Wi8シリーズ コントローラー
コントローラーは、ワイヤレストランスミッターからのデータを受信して分析するという点では受信機と似ています。しかし、ワイヤレスコントローラーはまた測定されたデータに基づいてプロセスを操作することもできます。たとえば、炉が熱くなりすぎた場合には、コントローラーは温度上昇を認識して、加熱素子をオフにするための信号を送ることができます。
OM-80シリーズ データロガー
データロガーはワイヤレス測定ネットワークの中で特殊なタイプを構成しています。エンドユーザーに対して新たな柔軟性を提供するからです。ワイヤレスデータロガーは他の場所の温度をリモートに監視します。そして受信機のところに持っていったときに、データをエンジニアに送信します。
これらミニサイズのワイヤレスセンサーは、出荷中の食品など、移動する要素が関係している利用分野で役に立ちます。ワイヤレスデータロガーを発送コンテナに入れておけば、ベンダーや輸送業者は、製品が問屋や食料品店に届くまでずっと冷凍状態にあることを確認し、証明することができます。.
ロングレンジワイヤレスリピーター/受信機システム トランシーバー
トランシーバーはトランスミッターと受信機を1台の中に収めたものです。信号を中継することができるので、ワイヤレストランシーバーはワイヤレス測定ネットワークの範囲を広げることができます。



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